投稿者 summer1127 | 6月 12, 2011

6月12日:手術ができるまで

(8月8日に振り返って書いてます。
このころにはとてもとても、落ち着いて客観的にブログなんて書いてる場合じゃなかった。
ショックで眠るのも、呼吸するのも、食べることだけでこっち精一杯でした)

結腸癌があまり進行していず、腫瘍のサイズが小さいと、開腹せずに内視鏡で摘発できるそうです。
この状態で発見されてる場合は、手術して、すぐに社会復帰可能。そうだったらよかったのにな。
でも多くの場合、腹痛、便秘、下痢なんてざらにある症状なので、若い人の場合はまさか癌!だなんて思わず発見が遅れてしまうそう。

結腸癌が進行していると、サイズによって開腹手術が必要になる。
大きすぎる場合は、放射線治療や、
化学療法である程度癌を退治してからじゃないと手術ができない場合も。
このケースでなくてよかった。

でも、気がついてなくても血便で血が出てしまい、重症の貧血になっていると、
手術までに輸血が必要になり、手術のために力をつける必要がある。
彼の場合はこのケースでした。
だから、手術前に私の訪問は体に負担があると見られ、家で絶対安静ということになったのね。

通勤中に倒れたのが31日火曜日
1日にマドリッドで検査を受け、
2日に実家に戻り
3日に癌だと告知を受け
それから数日間にわたって輸血をし、
11日まで絶対安静
12日に手術前日のため入院

かなりスピーディーでも、気の長くなるほどの2週間でした。
本人はかなり安静だったものの、私のお見舞いにドクターストップがかかってから
「なにが起きてるんだ」と混乱し、大変だったみたい。
やっぱりお見舞いにいかなくてよかったね。
それにこんな不安定なときにお見舞いにいっても、
自分が不安定すぎて、彼も取り乱してしまいそう。

その間私は、両親と過ごし、これから困難にたち向かう準備をしました。
彼のもとに発つ前の晩、
「おいしい食べ物、いい音楽、きれいな景色、安心して眠れる場所
これで、力がついたでしょ。さぁ、行って正しいことをしなさい。」
と応援してくれる両親に心から感謝しました


コメントを残す

カテゴリー